スマホ代節約のために、格安SIMに乗り換えようと考えられてる方も多いと思います。
格安SIMは全部で、30社以上ありますので、どこにしようか迷ってしまいますよね。
ワイモバイルとLINEモバイルは、格安SIMの中で知名度がバツグンで、親会社がしっかりしているので安心です。
本ページでは、ワイモバイルとLINEモバイルを徹底的に比較しています。
もし、両社で迷っていましたら、どちらが自分に合っているか、判断できるように構成していますので、判断材料にして頂ければと思います。
同じソフトバンクグループ
あまり知られていませんが、実は、ワイモバイルもLINEモバイルも同じソフトバンクグループなんです。
ワイモバイルは、ヤフーが運営する格安SIMです。
LINEモバイルは、元々、メッセージアプリで有名なLINE株式会社が運営していましたが、2018年3月にソフトバンクが株式の51%を取得して、ソフトバンクグループになりました。
ただ、LINE株式会社も49%の株式を保有していますので、ソフトバンクとLINEが両社で運営しています。
同じグループで運営していますので、ユーザーが被らないように、特徴やターゲットにするユーザーが違っています。
ソフトバンク、ワイモバイル、LINEモバイル、それぞれのターゲットユーザーは大まかにわけると、以下のようになります。
料金 | データ容量 | 速度 | |
ソフトバンク | 高価格 | 大容量 最大50GB | 高速 |
ワイモバイル | 中価格 | 中容量 最大 17GB | 高速 |
LINEモバイル | 低価格 | SNSメイン 最大 10GB | 中速 |
他にも違いがたくさんあります。
様々な事を考慮して、ワイモバイルに向いている方、LINEモバイルに向いている方は、以下のようになると思います。
- 大手キャリアと同じ通信速度を求める方
- 実店舗のサポートが必要な方
- ソフトバンク光やPayPayなどソフトバンクのサービスを利用する方
- SNSのヘビーユーザーの方
- 料金を安く済ませたい方
それでは、ワイモバイルとLINEモバイルの違いを詳しく見ていきましょう。
Ymobile(ワイモバイル)の特徴
ワイモバイルは、ソフトバンクのブランドなので、通信速度が速く、安定していることが最大の特徴です。
ソフトバンクなどの大手キャリア3社と速度についてはほとんど差がありません。
格安SIMにありがちな、回線が混み合う、昼間や夕方でも速度が落ちることがないので、速度重視の方は、ワイモバイルがオススメです。
ソフトバンクと同じように、ソフトバンク光・ソフトバンクAirとのセット割引があったり、PayPayの還元率が2倍になったりします。
回線はソフトバンク回線のみになります。
また、全てのプランで10分かけ放題が付いてきます。
10かけ放題なしのプランはありません。
LINEモバイルの特徴
LINEモバイルの最大の特徴は、LINEの使用がデータ消費に含まれません。
SNSのデータ消費カウントフリーも安価で、SNS(Instagram、Twitter、Facebook)のカウントフリーがたった、+280円で利用できちゃいます。
更に、LINE MUSICのカウントフリーも追加すると月額+480円になります。
SNSメインで、他の事はヘビーに使わない方は、LINEモバイルが圧倒的にお得になります。
SNSがデータ消費にカウントされないので、データ容量は、3GBあれば、ほとんどの場合十分に足ります。
3GB:1,480円+SNS使い放題 280円=1,760円/月
で、十分に利用できちゃいます!
また、よくキャンペーンをやっていますので、2カ月間 SNS使い放題 0円+LINEポイント 5,000円分プレゼントなどお得なキャンペーンを良くやっています。
回線は、ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線全てに対応していますので、好きな回線から選べるところも魅力です。
料金面を比較
色々なプランがありますが、もっとも一般的なプランで比較してみます。
- ワイモバイル:10分かけ放題付き
- LINEモバイル:かけ放題なし、LINE使い放題(SNS使い放題は、+280円、LINE MUSICも使い放題は+480円)
ワイモバイル | LINEモバイル | ||
6カ月間 | 7カ月以降 | ||
500MB | \1,100 | ||
3GB | ¥1,480 | ||
4GB | \1,980 | \2,680 | |
6GB | ¥2,200 | ||
12GB | \2,980 | \3,680 | \3,200 |
17GB | ¥3,980 | ¥4,680 |
ワイモバイルは、10分かけ放題がついていますので、その分高くなっています。
LINEモバイルで10分かけ放題をつける場合は、プラス 880円になります。
料金的には、LiNEモバイルのが安いプランが多いですね。
LINEモバイルに10分かけ放題をつけた場合の料金は以下になります。
- ワイモバイル:10分かけ放題付き
- LINEモバイル:10分かけ放題付き、LINE使い放題(SNS使い放題は、+280円、LINE MUSICも使い放題は+480円)
ワイモバイル | LINEモバイル | ||
6カ月間 | 7カ月以降 | ||
500MB | \1,980 | ||
3GB | ¥2,360 | ||
4GB | \1,980 | \2,680 | |
6GB | ¥3,080 | ||
12GB | \2,980 | \3,680 | \4,080 |
17GB | ¥3,980 | ¥4,680 |
10分かけ放題をつけると、3GB以下ならLINEモバイル、4GB以上ならワイモバイルがお得感があります。
ただ、ワイモバイルは色々な割引があります。
割引を適用した場合は、ワイモバイルのがお得な場合が多いです。
ご自身のワイモバイルでの利用条件と照らし合わせて、料金を確認してみてください。
ワイモバイルのがお得な場合は、通信速度などを考慮すると、ワイモバイルにした方が良いと思います。
ワイモバイル おうち割光セット適用時

自宅のインターネット回線が、ソフトバンク光、または、ソフトバンクAIrだと、ずっと500円割引になります。
<割引適用した場合の料金>
- ワイモバイル:10分かけ放題付き
- LINEモバイル:かけ放題なし、LINE使い放題(SNS使い放題は、+280円、LINE MUSICも使い放題は+480円)
ワイモバイル | LINEモバイル | ||
6カ月間 | 7カ月以降 | ||
500MB | \1,100 | ||
3GB | ¥1,480 | ||
4GB | \1,480 | \2,180 | |
6GB | ¥2,200 | ||
12GB | \2,480 | \3,180 | \3,200 |
17GB | ¥3,480 | ¥4,180 |
ワイモバイル 家族割

2回線目以降が、ずっと500円割引になります。
ただ、おうち割光との併用はできません。
プランS 4GB | プランM 12GB | プランR 17GB | |
家族割 | -500円 | -500円 | -500円 |
<割引適用した場合の2回線目の料金>
- ワイモバイル:10分かけ放題付き
- LINEモバイル:かけ放題なし、LINE使い放題(SNS使い放題は、+280円、LINE MUSICも使い放題は+480円)
ワイモバイル | LINEモバイル | ||
6カ月間 | 7カ月以降 | ||
500MB | \1,100 | ||
3GB | ¥1,480 | ||
4GB | \1,480 | \2,180 | |
6GB | ¥2,200 | ||
12GB | \2,480 | \3,180 | \3,200 |
17GB | ¥3,480 | ¥4,180 |
ワイモバイルのがお得になりますね!
通信速度
格安SIMの場合、回線の混み合う、昼間や夕方は速度が落ちる傾向がありますが、ワイモバイルは落ち込むことなく、安定しています。
LINEモバイルはドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線から選べ、速度も回線毎に変わってきます。
公平に同じ場所、同じ端末で測定した、各時間帯の速度を比較してみます。
2020年4月21日の測定結果
8:15~ 8:30 |
12:14~ 12:45 |
19:00~ 22:00 |
|
ワイモバイル ソフトバンク回線 |
11.4Mbps | 16..5Mbps | 10.4Mbps |
LINEモバイル ドコモ回線 |
8.9Mbps | 0.3Mbps | 5.3Mbps |
LINEモバイル au回線 |
6.3Mbps | 0.9Mbps | 5.4Mbps |
LINEモバイル ソフトバンク回線 |
2.1Mbps | 0.3Mbps | 1.7Mbps |
ワイモバイルは安定していますね。
LINEモバイルは、お昼に速度が落ち込みます。
快適にインターネットができる速度は、1Mbpsと言われています。
速度重視の方は、ワイモバイルがオススメです。
2020年5月11日の1日速度測定結果のグラフを載せておきます。
<ワイモバイル>
<LINEモバイル ドコモ回線>
<LINEモバイル au回線>
<LINEモバイル ソフトバンク回線>
上記の測定環境の場合、ワイモバイルの通信速度は、10~16.5Mbpsですが、私が使っている環境だと、90Mbpsを超える時もあります。
平均すると、40Mbpsくらいでています。
かなり早いですね。

実店舗数
- Y!mobileショップ:約1,000店舗
- LINEモバイル:なし
LINEモバイルは実店舗はありません。
専用アプリで、チャットでのサポートになります。
ワイモバイルは、約1,000店舗と大手キャリアの約半分くらいの店舗数があります。
実店舗のサポートが必須の方は、ワイモバイルになりますね。
基本17項目
基本的な機能や、オプションを比較してみます。
*スマホの場合は、右にスクロールします。
ワイモバイル | LINEモバイル | |
最低利用期間 | なし | なし |
契約解除料 | 0円 | 1,000円 |
自動更新 | なし | なし |
LINE ID検索 | 可能 | 可能 |
通話料 | 20円/30秒 | 10円/30秒 |
翌月データ繰越 | なし | あり |
追加データ | 500M/500円 | 500M/500円 1GB/1,000円 3GB/3,000円 |
データバックアップ | 無料 容量無制限 |
なし |
データシェア | あり | なし |
データ超過後 低速速度 | 128kbps | 200kbps |
高速・低速切り替え | 不可 | 不可 |
メールアドレス | 無料 @ymobile.ne.jp |
なし |
デザリング | 無料 | 無料 |
WiFiスポット | 無料 約450,000箇所 |
200円 約49,000箇所 |
端末セット購入 自損保証 | 540円 | 450円 |
持込端末 自損保証 | なし | 500円 |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替に変更可 |
クレジットカード LINE PAY |
留守番電話 | 無料 | 200円 |
フィルタリング | 無料 | 無料 iフィルター |
最低利用期間・違約金
両社とも最低使用期間の縛りはありませんので、気軽に契約することができます。
ただ、LINEモバイルは解約する時に、1,000円のみかかってしまいます。
LINE ID検索
基本的に格安SIMは、LINEと年齢認証ができませんので、LINEのID検索が使えません。
格安SIMの中で、ワイモバイルとLIENモバイルだけ、LINE ID検索が使えます。
これは、2社だけの特典になります。
翌月データ繰越
LINEモバイルは、余ったデータを翌月に繰り越して使用することができますが、ワイモバイルはその月ので使い切りになります。
無駄なくデータを使いたい方は、LINEモバイルのがお得ですね。
追加データ
データ容量を使い切ってしまった場合は、低速モードでデータ通信できますが、高速通信した場合は、追加データを購入すると高速通信できます。
- ワイモバイル:500MB/500円
- LINEモバイル:500MB/500円、1GB/1,000円、3GB/3,000円
LINEモバイルは、最大3GBを一回で購入できますが、容量が多くても安くはなっていないので、500MBづつ購入するのが良いです。
データバックアップ
ワイモバイルは、無料でスマホ内のデータ(電話帳、写真、動画)をバックアップすることができますが、LINEモバイルはできません。
ワイモバイルのデータバックアップは、容量制限です。
万が一の時のために、バックアップは取っておきたいとおもいますので、この点はワイモバイルなら安心ですね。
家族でデータシェア
ワイモバイルは、データ容量を家族でシェアすることができますが、LINEモバイルはできません。
ただ、データ容量をプレゼントすることができますので、同じようなことはできます。
どちらも問題ないと思います。
データ超過後 低速速度
データ容量を超過してしまうと、自動的に速度が低速モードになります。
- ワイモバイル:128kbps
- LINEモバイル:200kbps
快適に使用するためには、1Mbps以上必要ですので、高速通信を続けたい方は、追加データを購入することになります。
高速・低速切り替え
データ消費を節約するために、低速モードに切り替えることができる格安SIMが多いですが、ワイモバイルとLINEモバイルはできません。
常に高速通信モードで使用することになります。
メールアドレス
家族や友人との連絡は、LINEが多いと思いますが、色々なサイトの会員登録する時などに、メールアドレスが必要になることがあります。
ワイモバイルは、無料で、「@ymobile.ne.jp」のメールアドレスが使えますが、LINEモバイルはメールアドレスがありません。
代替えとして、GmailやYahooメールなどのフリーメールを使用することになります。
登録するメールアドレスがGmailやYahooメールなどのフリーメールの場合、登録できないサイトもありますので、ワイモバイルにしておいた方が、安心だと思います。
デザリング
デザリングとは、パソコンをスマホを接続して、スマホのデータ通信で、インターネットすることです。
大手キャリアでは有料のオプションですが、ワイモバイルもLINEモバイルも無料で使うことができます。
外出時にパソコンでインターネットするときに役立ちます。
WiFiスポット
ワイモバイルもLINEモバイルも無料でWiFiスポットを使うことができます。
ただ、使えるWiFiスポットの数には差があります。
- ワイモバイル:約450,000カ所
- LINEモバイル:約49,000カ所
無料WiFiスポットを良く使う方は、ワイモバイルをオススメします。
端末セット購入 自損保証
スマホセットで購入した場合の、自損保証オプションです。
メーカー保証とは別に、自分で落として壊してった場合でも保証の対象になります。
ただ、月額オプション料とは別に、修理や交換してもらう際に必要がかかります。
- ワイモバイル:月額540円 交換 7,500円~
- LINEモバイル:月額 450円 交換 1回目 5,000円、2回目 8,000円
持込端末 自損保証
SIMカード単体で契約した場合の、スマホ自損保証オプションです。
LINEモバイルは、持込保証はありますが、ワイモバイルはありません。
料金は以下になります。
LINEモバイル持込保証:月額 500円 交換 1回目 4,000円、2回目 8,000円
ワイモバイルは持込の保証がありませんので、代替としてセゾンカードの携行品付帯保険をオススメします。
セゾンカードのオプション保険、Super Value Plus お買物安心プラン充実コース【Y】であれば、月額 300円で、自己負担額は、1,000円で保証が受けられます。
しかも、カードの年会費は永年無料のものもあります。
詳しくは、以下のページで説明していますので、リンクを貼っておきます。
支払い方法
毎月のスマホ代の支払い方法です。
- ワイモバイル:クレジットカード、開通後、マイページで口座振替に変更できます。
- LINEモバイル:クレジットカード、LINE Pay
留守番電話
ワイモバイルの場合、無料で留守番電話が使用できます。
LINEモバイルの場合、ドコモ回線、au回線の場合、月額300円かかります。
ソフトバンク回線は無料となります。
細かいところですが、無料で付いてくるのは嬉しいですよね。
子供利用の利用制限(フィルタリング)
子供を有害なサイトから守るため、利用制限がかけられます。
ワイモバイル、LINEモバイル共に無料で利用することができます。
スマホはどんなサイトにもアクセスでき、どんなことでもできてしますので、
お子さんにスマホを持たせるとなると、不安ですね。
そんな時に役立つのがこのフィルタリングサービスです。
フィルタリングサービスを利用すれば、家族みんなで安心してスマホライフ送ることができます。
QRコード決済の特典
ワイモバイルは、PayPayのキャンペーンの還元率が2倍になるキャンペーンを良くやっています。
10%の場合、2倍になると20%になります。
10%の差はかなり大きいです。
LINEモバイルの場合、PayPay、LINE Pay共に特に特典がないです。
スマホ以外の買い物などで、トクしたい方は、ワイモバイルならかなり大きな特典があります。
まとめ
ここまで読んで頂ければおわかりと思いますが、
ワイモバイルは大手キャリアと同じ通信品質・サポートなのに料金が格安な大変お得な格安SIMです。
また、ソフトバンク光・ソフトバンクAirとのセット割引や家族割引で大変お得になります。
LINEモバイルは、SNS使い放題が+280円に利用できすので、SNSのメインユーザーで料金をミニマムにしたい方は大変お得な格安SIMになります。
ご自身に合った方を選び、お得な格安SIM生活を送って頂ければと思います。