iPhone用の充電器を探していると、「20W」と「30W」のUSB-C充電器をよく見かけます。
「30Wのほうが速く充電できるの?」
「iPhoneだけなら20Wで十分?」
「価格差があるけど、どちらを選ぶべき?」
このような疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、20W充電器と30W充電器の違い、iPhoneで使用した場合の充電速度、おすすめな人をわかりやすく解説します。
急速充電の仕組みから確認したい方は、
USB PD(Power Delivery)とは?
もあわせてご覧ください。
結論|iPhoneだけなら20W、iPadにも使うなら30Wがおすすめ
iPhoneの充電を中心に使うなら、20W充電器でも十分に急速充電できます。
一方で、iPadやモバイルバッテリーなどにも使いたい場合は、30W充電器のほうが使い回しやすくなります。
- iPhone専用で使う:20Wがおすすめ
- iPhoneとiPadで使う:30Wがおすすめ
- MacBookも充電したい:45W以上も検討
30W充電器を使用しても、対応範囲を超える電力がiPhoneへ無理に流れるわけではありません。端末側が必要な電力を受け取る仕組みになっています。
20W充電器と30W充電器の違い
20Wと30Wの主な違いは、充電器が供給できる最大出力です。
- 20W充電器:最大20Wまで出力できる
- 30W充電器:最大30Wまで出力できる
充電器の出力が高くても、接続した機器が受け取れる電力以上の出力で充電されるわけではありません。
例えば、接続したiPhoneが約20W前後までしか受け取れない場合、30W充電器を使っても必要な範囲で充電されます。
iPhoneは30W充電器のほうが速い?
iPhoneの機種やバッテリー残量、温度などによって異なりますが、20Wと30Wで充電時間に大きな差が出ないケースもあります。
充電開始直後などは30W充電器のほうが高い出力になる場合がありますが、バッテリー残量が増えると、バッテリーを保護するために充電速度は徐々に抑えられます。
そのため、iPhoneだけで考えると、
- 20W:十分な急速充電ができる
- 30W:機種によっては余裕があるが、劇的な差は出にくい
というイメージです。
充電器を交換しても速度が遅い場合は、ケーブルや充電口、バッテリー、本体の発熱などが影響している可能性があります。
詳しくは、
iPhoneの充電が遅い原因と対処法
も参考にしてください。
20W充電器がおすすめな人
20W充電器は、次のような人におすすめです。
- 主にiPhoneを充電する
- 充電器の価格を抑えたい
- 小型で持ち運びやすい充電器が欲しい
- 初めてUSB PD対応充電器を購入する
- iPadやノートパソコンでは使用しない
iPhone専用として使うのであれば、20W充電器でも十分実用的です。
本体が小さい製品も多いため、旅行や外出用の充電器としても使いやすいでしょう。
30W充電器がおすすめな人
30W充電器は、iPhone以外の機器にも使いたい人におすすめです。
例えば、
- iPhone
- iPad
- AirPods
- モバイルバッテリー
- 一部の薄型ノートパソコン
などで使いやすくなります。
iPhoneを買い替えた後も使いやすく、将来的にタブレットなどを購入する予定がある場合にも向いています。
ただし、MacBookを安定して充電したい場合は、30Wではなく45W・65Wなど、端末に合った出力を選んだほうがよいケースがあります。
20W充電器と30W充電器を比較
| 比較項目 | 20W充電器 | 30W充電器 |
|---|---|---|
| iPhoneの急速充電 | 十分対応できる | 十分対応できる |
| iPadの充電 | 使用できる | より使いやすい |
| MacBookの充電 | 基本的に不向き | 一部機種で使用可能 |
| 本体サイズ | 小型モデルが多い | 製品によってやや大きい |
| 価格 | 比較的安い | やや高い傾向 |
| 将来の使いやすさ | iPhone中心 | iPadなどにも使いやすい |
30W充電器を使うとバッテリーが劣化しやすい?
30W充電器を使ったからといって、必ずバッテリーが早く劣化するわけではありません。
USB PD対応の充電器とiPhoneは通信を行い、端末に必要な電力を調整します。
ただし、充電中にゲームや動画編集を行ったり、高温の場所で充電したりすると、本体が発熱してバッテリーへ負担がかかることがあります。
充電器の出力よりも、充電中の発熱や使用環境に注意することが大切です。
20Wと30Wでケーブルは変わる?
iPhoneを20Wまたは30Wで充電する場合は、使用する端末に合ったUSB-Cケーブルが必要です。
- USB-C搭載iPhone:USB-C − USB-Cケーブル
- Lightning搭載iPhone:USB-C − Lightningケーブル
充電器がUSB PDに対応していても、劣化したケーブルや品質の低いケーブルを使用すると、充電速度が安定しない場合があります。
ケーブル選びに迷っている方は、
iPhoneにおすすめのUSB-Cケーブル5選
もご覧ください。
USB-C充電器を選ぶときのポイント
USB PD対応か確認する
iPhoneで急速充電を利用する場合は、「USB PD対応」または「Power Delivery対応」と記載された製品を選びましょう。
PSE表示を確認する
日本国内で使用する充電器は、PSE表示のある製品を選ぶことが大切です。
ポート数を確認する
iPhoneだけなら1ポートでも十分ですが、AirPodsやiPadも同時に充電したい場合は、2ポート以上のモデルが便利です。
複数ポートの充電器は、同時使用時に1ポートあたりの出力が下がることがあります。購入前に出力配分も確認しましょう。
GaN採用モデルを検討する
GaN(窒化ガリウム)を採用した充電器には、小型でも高出力な製品が多くあります。
詳しくは、
GaN充電器とは?メリット・デメリット
も参考にしてください。
おすすめの充電器メーカー
USB PD対応充電器を選ぶ場合は、製品仕様や保証が明確なメーカーがおすすめです。
- Apple
- Anker
- Belkin
- UGREEN
- CIO
同じ20W・30Wでも、本体サイズ、ポート数、保証期間、付属品などが異なります。
具体的な製品を比較したい方は、
修理店がおすすめするUSB-C充電器5選
も参考になります。
結局20Wと30Wのどちらを選ぶべき?
20Wがおすすめな人
- iPhoneだけを充電したい
- 価格を抑えたい
- できるだけ小さい充電器が欲しい
- 外出用の充電器を探している
30Wがおすすめな人
- iPhoneとiPadの両方で使いたい
- モバイルバッテリーも速く充電したい
- 将来購入する機器でも使いたい
- 多少の価格差より汎用性を重視したい
修理店の立場から見ると、iPhoneだけで使用するなら20Wで十分だと考えます。
ただし、価格差が小さく、iPadやほかのUSB-C機器にも使う予定があるなら、30Wを選んでおくと使い道が広がります。
まとめ
20W充電器と30W充電器の主な違いは、充電器が供給できる最大出力です。
ポイントをまとめると、
- iPhoneだけなら20W充電器でも十分
- iPadなどにも使うなら30W充電器が便利
- 30W充電器でも必要以上の電力が流れるわけではない
- 急速充電にはUSB PD対応充電器と対応ケーブルが必要
- MacBookにも使う場合は45W以上も検討する
- 充電中の発熱や使用環境にも注意する
充電器選びで迷ったら、現在使用している機器だけでなく、今後充電する可能性がある機器も考えて選びましょう。

