MacBookの充電器を買い替えようとすると、「何Wを選べばいいの?」「MacBook AirとProでは必要な出力が違う?」「Apple純正以外でも大丈夫?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
MacBookはUSB-C Power Delivery(USB PD)に対応しているため、Apple純正だけでなく、USB PDに対応した他社製充電器も選択できます。
ただし、MacBook AirとMacBook Proでは必要な出力が異なり、使い方によっても45W・65W・70W・100W以上のどれを選ぶべきかが変わります。
この記事では、メーカー公式情報を確認しながら、MacBook Air・MacBook ProにおすすめのUSB-C充電器をランキング形式で比較します。
修理店の現場で充電トラブルを見てきた視点から、出力だけでなく、ケーブル・発熱・ポート数など購入前に確認したいポイントも解説します。
この記事の結論
- MacBook Airを中心に使う:65〜70Wクラスがおすすめ
- MacBook Proまで幅広く使う:100Wクラスが便利
- 純正を重視:Apple 70W / 96W USB-C電源アダプタ
- 携帯性重視:Anker Nano II 65W
- 複数台同時充電:Anker Prime 100W / UGREEN Nexode Pro 100W
まず充電器のW数について確認したい方は、
USB-C充電器の選び方|30W・45W・65W・100Wの違い
も参考にしてください。
※本記事では、実際に使用した製品については使用経験も参考にし、未使用製品についてはメーカーが公開している仕様・対応機器を基準に紹介しています。
MacBookの充電器は何W必要?
MacBook用充電器を選ぶうえで最初に確認したいのが「最大出力」です。
単純にW数が大きければ良いわけではなく、使用するMacBookや持ち運び頻度、同時に充電する機器の数に合わせて選ぶのがおすすめです。
| 出力 | おすすめ用途 | MacBookとの相性 |
|---|---|---|
| 45W | 軽作業・携帯性重視 | MacBook Air中心 |
| 65〜70W | 普段使い・持ち運び | MacBook Airにおすすめ |
| 96〜100W | 高負荷作業・汎用性重視 | MacBook Proにも使いやすい |
| 140W | 高出力が必要なMacBook Pro | 対応モデル向け |
MacBook Airの場合、普段使いなら65W前後でも使いやすく、対応モデルでは70W以上のUSB PD電源を利用することで高速充電も可能です。
一方、MacBook Proはモデルによって必要な電力が大きく異なります。購入前に使用しているMacBookの仕様を確認してください。
USB PDについて詳しく知りたい方は、
USB PD(Power Delivery)とは?急速充電の仕組み
をご覧ください。
MacBook充電器おすすめランキング
| 順位 | 製品 | 最大出力 | ポート | おすすめ |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Anker Prime Charger | 100W | 3ポート | 総合バランス |
| 2位 | Apple 70W USB-C電源アダプタ | 70W | USB-C×1 | MacBook Air・純正重視 |
| 3位 | CIO NovaPort TRIOⅡ 67W | 67W | USB-C×3 | 小型・複数ポート |
| 4位 | UGREEN Nexode Pro 100W | 100W | USB-C×2+USB-A×1 | 複数機器 |
| 5位 | Anker Nano II 65W | 65W | USB-C×1 | 携帯性 |
第1位 Anker Prime Charger(100W, 3 Ports, GaN)
総合的に選びやすいのが、Anker Prime Charger(100W, 3 Ports, GaN)です。
単ポート使用時は最大100Wに対応しており、MacBookだけでなく、iPhoneやiPadなどもまとめて充電できます。
「MacBook Airだけでなく、将来的にMacBook Proでも使いたい」「出張時の充電器を1台にまとめたい」という方にも使いやすい構成です。
おすすめポイント
- 単ポート最大100W
- USB-Cを含む3ポート構成
- MacBookからスマートフォンまで幅広く対応
- GaN採用で高出力ながら比較的コンパクト
- 折りたたみ式プラグで持ち運びやすい
気になる点
- MacBook Airだけなら100Wを持て余す場合がある
- 65Wクラスより本体価格が高い
- 複数ポート使用時は出力が分配される
こんな人におすすめ
- MacBook Air・Proの両方で使いたい方
- MacBookとiPhoneを同時に充電したい方
- 充電器を1台にまとめたい方
- 100Wクラスでも携帯性を重視する方
100Wクラスをもっと比較したい方は、
100W充電器おすすめランキング
も参考にしてください。
第2位 Apple 70W USB-C電源アダプタ
純正品を重視するなら、Apple 70W USB-C電源アダプタが有力候補です。
MacBook Airとの相性が分かりやすく、Apple純正品で統一したい方に向いています。
特に「細かな仕様を調べるより、純正を選んでシンプルに使いたい」という方には安心感があります。
おすすめポイント
- Apple純正
- 最大70W出力
- MacBook Airの高速充電用途にも対応
- 仕様の分かりやすさが魅力
気になる点
- USB-Cポートは1つ
- 複数機器を同時充電できない
- 多ポートGaN充電器と比べると機能はシンプル
こんな人におすすめ
- Apple純正を使いたい方
- MacBook Airを中心に使う方
- 1台ずつ充電する方
- 製品選びで迷いたくない方
第3位 CIO NovaPort TRIOⅡ 67W 3C
MacBook Airとスマートフォンなどを組み合わせて使うなら、CIO NovaPort TRIOⅡ 67Wも便利です。
USB-Cポートを3つ搭載し、単ポートでは最大67Wに対応しています。
MacBook用として必要十分な出力を確保しつつ、USB-C機器をまとめて接続できるのがメリットです。
おすすめポイント
- 単ポート最大67W
- USB-C×3ポート
- MacBook Airとスマートフォンをまとめやすい
- GaN採用
- 日本メーカーの製品を選びたい方にも候補
気になる点
- MacBook Proで100W以上を必要とする用途には不足する場合がある
- 複数ポート使用時は出力が分配される
- USB-Aは搭載していない3Cモデル
こんな人におすすめ
- MacBook Airユーザー
- USB-C機器を複数所有している方
- コンパクトな多ポートモデルが欲しい方
AnkerとCIOで迷っている方は、
AnkerとCIOの充電器比較
も参考にしてください。
第4位 UGREEN Nexode Pro 100W GaN急速充電器
UGREEN Nexode Pro 100Wは、USB-C×2とUSB-A×1を搭載した100WクラスのGaN充電器です。
MacBook Proまで見据えた出力と、複数の周辺機器を接続できるポート数を両立しています。
USB-A機器も残っている方には使いやすい構成です。
おすすめポイント
- 最大100W
- USB-C×2+USB-A×1
- MacBookとスマートフォンを同時に接続可能
- GaN採用
- USB-A機器も使える
気になる点
- MacBook Airだけなら高出力すぎる場合がある
- 複数機器接続時は出力配分を確認する必要がある
- 65Wクラスより本体サイズは大きくなりやすい
こんな人におすすめ
- MacBook Proを使う方
- USB-CとUSB-Aを両方使う方
- 複数機器を1台の充電器にまとめたい方
Ankerとの違いを確認したい方は、
AnkerとUGREENの充電器比較
もご覧ください。
第5位 Anker Nano II 65W
MacBook Air用として携帯性を重視するなら、Anker Nano II 65Wは今でも使いやすい選択肢です。
USB-C×1というシンプルな構成ですが、その分コンパクトで、バッグへ入れて持ち運びやすいのが魅力です。
Gadget Lifeでも実際に取り上げているため、詳しい使用感についてはレビュー記事もご覧ください。
おすすめポイント
- 最大65W
- コンパクト
- USB-C×1のシンプル設計
- MacBook Air用として使いやすい
- 持ち運びに向いている
気になる点
- ポートは1つだけ
- 複数台を同時充電できない
- 100Wクラスが必要な用途には不向き
こんな人におすすめ
- MacBook Airユーザー
- 外出先でMacBookを使う方
- 充電器の小ささを優先する方
実際の使用感については、
Anker Nano II 65Wレビュー
で詳しく紹介しています。
MacBook Airにおすすめなのは65W?70W?
MacBook Airなら、携帯性と使いやすさを考えると65〜70Wクラスが非常に選びやすいです。
文書作成、Web閲覧、動画視聴などの日常的な使い方であれば、65Wクラスでも十分実用的です。
一方、対応するMacBook Airで高速充電を利用したい場合は、Appleが案内している70W以上のUSB PD電源を選ぶと分かりやすいでしょう。
45Wクラスを含めて比較したい場合は、
45W充電器おすすめランキング
も参考にしてください。
より余裕のある出力が欲しい方は、
65W充電器おすすめランキング
をご覧ください。
MacBook Proなら100W以上も検討
MacBook Proは、画面サイズやチップ、使用状況によって必要な出力が大きく変わります。
軽い作業であれば65〜70Wクラスでも充電できる場合がありますが、負荷の高い作業をしながら充電する場合や、充電速度を重視する場合は96W・100W以上を検討した方がよいでしょう。
特に大画面モデルなどではさらに高い出力を利用する構成もあるため、所有しているMacBook Proの仕様をApple公式サイトで確認してください。
MacBook充電器の選び方
1. MacBookに必要なW数を確認する
最初に使用しているMacBookのモデルを確認しましょう。
MacBook AirとMacBook Proでは、適した出力が異なります。
- 携帯性優先:45〜65W
- MacBook Air中心:65〜70W
- MacBook Proまで幅広く対応:96〜100W
- 高出力対応MacBook Pro:140Wクラスも検討
2. USB PD対応を確認する
MacBook用のUSB-C充電器を選ぶ場合は、USB Power Delivery(USB PD)への対応を確認してください。
単に「USB-C」と書かれているだけでは、高出力で充電できるとは限りません。
3. 単ポート最大出力を見る
「合計100W」と表示されていても、1つのUSB-Cポートから100W出力できるとは限りません。
MacBookへ高出力で充電したい場合は、単ポート使用時の最大出力を確認することが重要です。
4. 複数ポート使用時の出力配分を見る
MacBook、iPhone、Apple Watchなどを同時に充電すると、各ポートへ出力が分配されます。
MacBookへ65W以上を確保したい場合は、メーカー公式サイトに掲載されている出力配分も確認しておきましょう。
5. ケーブルの対応出力も確認する
意外と見落としやすいのがUSB-Cケーブルです。
充電器が100Wに対応していても、ケーブルが必要な出力に対応していなければ本来の性能を発揮できません。
また、MacBookではUSB-C – MagSafe 3ケーブルを使う方法と、Thunderbolt(USB-C)ポートから直接充電する方法があります。
修理店目線で見るMacBook充電器の注意点
「充電できない=充電器故障」とは限らない
修理の相談では、「充電器を交換したけれど改善しない」というケースがあります。
充電トラブルには、充電器以外にも次のような原因があります。
- USB-Cケーブルの劣化
- ケーブルの出力不足
- USB-C端子の汚れ
- 端子の破損
- バッテリーの劣化
- 本体側の充電回路の不具合
充電が不安定な場合は、まず別のケーブルや別のUSB-Cポートでも確認してみてください。
高出力充電器だから故障するわけではない
「100Wの充電器をMacBook Airにつないだら壊れない?」と心配する方もいます。
USB PD対応の信頼できる充電器では、接続した機器との通信によって必要な電力が調整されます。
重要なのは、出力の大きさだけではなく、USB PDへの対応や製品の安全基準、ケーブルの品質です。
異常な発熱がある場合は使用を続けない
急速充電中は充電器やMacBookが多少温かくなることがあります。
ただし、異常に熱い、焦げたような臭いがする、変色している、充電が頻繁に途切れるといった症状がある場合は使用を中止してください。
MacBook充電器に関するよくある質問
MacBookはApple純正以外の充電器でも使えますか?
USB PDに対応し、必要な出力を満たした信頼できる他社製USB-C充電器も使用できます。
製品を選ぶ際は、PSEなど国内で必要な安全基準への適合やメーカー保証も確認してください。
MacBook Airに100W充電器を使っても大丈夫?
USB PDに対応した適切な充電器であれば、100W対応充電器を接続したからといって常に100WがMacBookへ流れるわけではありません。
ただし、MacBook Airだけを充電するのであれば、65〜70Wクラスの方が小型で価格も抑えやすい場合があります。
MacBook Airは45Wでも充電できますか?
モデルや使用状況によっては充電できます。
ただし、高負荷な作業をしながら使用すると充電速度が遅く感じる場合があります。普段からMacBookを持ち歩くなら、65〜70Wクラスが使いやすいでしょう。
MacBook Proには65Wでは足りませんか?
MacBook Proのモデルや作業内容によります。
軽い作業なら充電できる場合がありますが、性能を十分に活かしながら充電速度も確保したい場合は、96W・100W以上を検討してください。
MacBookとiPhoneを同時に充電するなら何W必要?
65Wクラスでも組み合わせによっては可能ですが、MacBook側へ十分な出力を確保したいなら100Wクラスが使いやすくなります。
複数ポート使用時の出力配分は製品ごとに異なるため、購入前にメーカー公式仕様を確認してください。
GaN充電器の方がMacBookにはおすすめ?
GaN充電器は、高出力ながらコンパクトなモデルが多いため、MacBookと一緒に持ち運ぶ用途と相性が良いです。
ただし、「GaNだから充電速度が速い」というわけではありません。最大出力・USB PD対応・ポート構成を合わせて確認してください。
まとめ|MacBook Airなら65〜70W、Proなら100W前後を基準に選ぼう
MacBook用充電器は、使用しているMacBookと用途に合わせて選ぶことが重要です。
- 総合おすすめ:Anker Prime Charger 100W
- Apple純正・MacBook Air:Apple 70W USB-C電源アダプタ
- コンパクトな多ポート:CIO NovaPort TRIOⅡ 67W
- 100W+複数機器:UGREEN Nexode Pro 100W
- 携帯性重視:Anker Nano II 65W
MacBook Airを中心に使うなら65〜70W、MacBook Proまで幅広く使うなら100W前後を基準にすると選びやすくなります。
ただしMacBook Proはモデルによって必要な出力が異なるため、購入前にApple公式仕様を確認しましょう。
出力別にさらに詳しく比較したい方は、
65W充電器おすすめランキング
と
100W充電器おすすめランキング
もあわせてご覧ください。

