こんにちは、MOTOです。
iPhoneを充電していて、
- 「前より充電が遅くなった気がする」
- 「30分充電してもほとんどバッテリー残量が増えない」
- 「雷マークは出ているのに全然充電されない」
- 「夜に充電したのに朝になってもあまり増えていない」
こんな症状が出ることがあります。
iPhoneの充電が遅くなる原因は、バッテリーだけとは限りません。
充電器の出力、USBケーブル、充電口、本体の温度、使用状況、バッテリーの状態など、さまざまな原因が考えられます。
そして、修理店で実際にiPhoneを確認していると、もう少し分かりにくい充電不良を見ることがあります。
例えば、
画面には充電中の雷マークが表示されているのに、電流計で確認するとほとんど電流が流れていない
という症状です。
さらに、
充電器へ接続した直後は電流が流れているのに、しばらく時間が経ってから確認するとほとんど流れていない
というケースもあります。
見た目では「充電できているように見える」ため、ユーザー自身では気付きにくいトラブルです。
この記事では、修理店でスマートフォンを扱ってきた経験をもとに、
iPhoneの充電が遅くなる原因10選と確認方法、雷マークが出るのに充電されない症状の切り分け方
を解説します。
- 雷マークが出ていても正常に充電できているとは限らない
- 接続直後は充電していても途中から電流が低下するケースがある
- 充電器・ケーブル・充電口も重要
- 本体の発熱によって充電が制限されることがある
- 80%以降の充電が遅いのは正常な場合もある
- バッテリーや本体側の故障が原因の場合もある
iPhoneの充電が遅いのは故障?
iPhoneの充電が遅いからといって、必ずしも故障しているとは限りません。
充電速度は、
- iPhoneの機種
- 現在のバッテリー残量
- 充電器の出力
- 使用しているUSBケーブル
- 有線充電かワイヤレス充電か
- iPhone本体の温度
- 充電しながら何をしているか
- バッテリーの状態
などによって変わります。
特に覚えておきたいのが、
バッテリー残量が少ないときと80%を超えた状態では、同じ速度で充電されるわけではない
ということです。
そのため、
「充電が遅い=故障」
とすぐ判断するのではなく、まず充電器やケーブルなど簡単に確認できるところから原因を切り分けていきましょう。
修理店で実際にあった「雷マークは出るのに充電されない」症状
ここは、一般的な充電解説だけでは分かりにくい、修理現場で実際に経験する症状です。
iPhoneへ充電ケーブルを接続すると、通常は画面に雷マークが表示されます。
そのため、多くの方は、
「雷マークが出た=ちゃんと充電できている」
と判断すると思います。
ところが、修理店で電流計を使って確認すると、
雷マークは表示されているのに、ほとんど電流が流れていない
ことがあります。
つまり、
iPhoneが充電器への接続を認識していることと、正常に充電できていることは必ずしも同じではありません。
最初は電流が流れるのに途中からほとんど流れなくなることもある
さらに判断しにくいのが、このパターンです。
充電器へ接続した直後に電流計を確認すると、ある程度電流が流れています。
その時点では正常に見えます。
ところが、そのまま時間を置いてから再度確認すると、
電流値が極端に低下して、ほとんど流れていない状態
になっていることがあります。
iPhoneには雷マークが表示されたままの場合もあるため、かなり気付きにくい症状です。
例えば、
- 寝る前に充電ケーブルを接続する
- 雷マークを確認する
- そのまま寝る
- 朝起きると想像以上にバッテリーが増えていない
という場合は、
途中から正常に充電できていない可能性
も考えられます。
ただし、電流値が低いという理由だけで故障と断定することはできません。
iPhoneはバッテリー残量や本体温度などによって充電電力を調整するためです。
そのため修理店では、
- 別の充電器で試す
- 別のケーブルで試す
- 充電口の状態を確認する
- 実際のバッテリー残量の増え方を見る
- 時間を置いて電流値を確認する
- バッテリー状態を確認する
- 必要に応じて本体側の故障を疑う
といった方法で原因を切り分けます。
実際にバッテリー残量が増えているか
まで確認することが重要です。
iPhoneの充電が遅くなる原因10選
1.充電器の出力が低い
最初に確認したいのが充電器です。
昔から使用している低出力のUSB充電器と、USB PDに対応したUSB-C充電器では、充電速度に差が出る場合があります。
特に最近のiPhoneを古いUSB-Aタイプの充電器で充電している場合、
「充電はできるけれど遅い」
と感じることがあります。
まずは充電器に記載されている出力を確認してみましょう。
USB-C充電器についてはこちらでも解説しています。
2.USBケーブルが劣化している
充電器だけでなくUSBケーブルも重要です。
長期間使用したケーブルでは、
- コネクター根元が曲がっている
- 被覆が裂けている
- コネクターが変形している
- 動かすと充電が途切れる
- 特定の角度でしか充電できない
といった症状が出ることがあります。
外見がきれいでも内部で劣化している場合があるため、
正常な別のケーブルと比較する
のが一番分かりやすい確認方法です。
3.充電口にホコリや異物が詰まっている
修理店でよく確認する部分のひとつが充電口です。
ポケットやバッグへ入れて使用していると、充電口の奥へ少しずつホコリが入り込むことがあります。
ホコリがたまるとケーブルが奥まで入らず、
- ケーブルが抜けやすい
- 奥まで刺さらない感じがする
- 触ると充電が切れる
- 特定の角度でしか反応しない
といった症状が出る場合があります。
ただし、
充電口へ金属製の工具を差し込んで無理に掃除するのはおすすめしません。
内部端子を傷つける可能性があります。
4.iPhone本体が熱くなっている
iPhone本体の温度が高くなると、バッテリーを保護するため充電が制限される場合があります。
例えば、
- 真夏の車内
- 直射日光が当たる場所
- 充電しながらゲーム
- 長時間の動画撮影
- ナビの長時間使用
などです。
本体がかなり熱い場合は、一度使用をやめて温度が下がってから充電してみましょう。
何もしていないのに本体が熱い場合や、以前より発熱が強くなった場合はこちらの記事も参考にしてください。
iPhoneが熱い原因10選|バッテリー以外の故障で発熱することも
Appleも、温度条件によって充電が低速になったり一時停止したりする場合があると案内しています。
5.充電しながらiPhoneを使用している
充電中でもiPhone側で大量の電力を消費していれば、バッテリー残量はなかなか増えません。
- 3Dゲーム
- 動画視聴
- 動画撮影
- ナビ
- 高画質動画のストリーミング
- 高い画面輝度での長時間使用
などは消費電力と発熱が増えやすくなります。
「充電しているのに増えない」と感じたら、
画面を消して30分程度充電
してみましょう。
6.バッテリー残量が80%以上になっている
iPhoneは0%から100%まで常に同じ速度で充電するわけではありません。
そのため、
「20%から50%までは早かったのに、80%から100%が遅い」
という場合は正常な動作の可能性があります。
7.バッテリー充電の最適化・充電上限が働いている
iPhoneにはバッテリーの劣化を抑えるための充電機能があります。
設定や利用状況によっては80%付近で充電が保留されたり、設定した上限までしか充電されなかったりします。
毎回80%付近で止まる場合は、故障を疑う前に充電設定を確認しましょう。
80%付近で止まる、または途中まで充電できるのにその先で増えなくなる場合はこちらの記事で詳しく解説しています。
iPhoneの充電が途中で止まる原因7選|80%で止まるのは故障?
Apple公式|iPhoneの充電上限とバッテリー充電の最適化について
8.MagSafe・ワイヤレス充電を使用している
有線充電とワイヤレス充電では充電条件が異なります。
MagSafeやQi2は便利ですが、充電器・電源アダプタ・iPhoneの機種・本体温度などによって充電速度が変わります。
短時間で充電したい場合は、対応するUSB-C充電器を使った有線充電も検討しましょう。
9.バッテリーが劣化している
iPhoneのリチウムイオンバッテリーは消耗品です。
長期間使用すると化学的に劣化し、最大容量や性能が低下します。
ただし、
「充電が遅い=バッテリー交換で必ず直る」わけではありません。
充電器、ケーブル、充電口、温度なども確認する必要があります。
バッテリー最大容量についてはこちらで詳しく解説しています。
iPhoneのバッテリー最大容量が80%を切ったらどうする?
バッテリー残量が急激に減ったり、最大容量が高いのに電池持ちがおかしい場合はこちらの記事も参考にしてください。
iPhoneのバッテリーが急に減る原因10選|何もしてないのに減るのは故障?
10.充電口やiPhone本体側に不具合がある
ここまで確認しても改善しない場合は、本体側の不具合も考えます。
特に、
- 複数の充電器でも同じ
- 複数のケーブルでも改善しない
- ケーブルの角度によって反応が変わる
- 雷マークは出るのに残量がほとんど増えない
- 最初は充電するのに途中から増えなくなる
- 充電中なのにバッテリー残量が減る
といった場合は点検を検討します。
修理店では充電口だけでなく、
バッテリーや本体側を含めて原因を切り分けます。
「充電が遅い」と「途中で止まる」と「充電できない」は分けて考えよう
- 充電が遅い:充電反応はあるが残量が増えるのが遅い
- 途中で止まる:最初は充電できるが途中から残量が増えなくなる
- 充電できない:充電反応がない、または実質的に充電できない
途中まで充電できるのに止まる場合はこちら。
ケーブルを接続しても認識しない場合はこちら。
iPhoneが充電できない原因10選|修理店が原因と対処法を解説
よくある質問
雷マークが出ていれば正常に充電されていますか?
必ずしも雷マークだけでは判断できません。
修理店では、
雷マークが出ていても電流計ではほとんど電流が流れていないケース
を経験しています。
実際にバッテリー残量が増えているかも確認しましょう。
最初は充電されるのに途中から遅くなるのは故障ですか?
必ずしも故障ではありません。
残量や温度による正常な充電制御もあります。
一方で、修理店では
接続直後は電流が流れていたのに、時間が経つとほとんど流れなくなる
症状も経験しています。
80%から充電が遅いのは故障ですか?
正常な可能性があります。
充電上限やバッテリー充電の最適化も確認してください。
バッテリー交換をすれば充電速度は直りますか?
原因がバッテリーとは限らないため、必ず改善するとは言えません。
充電器、ケーブル、充電口、温度などを確認してから判断します。
夜に充電したのに朝になっても増えていないのはなぜですか?
充電器・ケーブル・接触不良・本体温度・充電設定・バッテリー・本体側など複数の原因が考えられます。
特に、
接続直後だけでなく、時間が経過したあとも正常に充電できているか
を確認してみてください。
まとめ|雷マークだけではなく実際の残量を確認しよう
iPhoneの充電が遅い原因には、
- 充電器
- USBケーブル
- 充電口
- 本体の発熱
- 充電中の使用
- 現在のバッテリー残量
- 充電設定
- ワイヤレス充電
- バッテリー劣化
- 本体側の不具合
などがあります。
そして修理店で実際にiPhoneを見てきた経験から特に伝えたいのが、
「雷マークが表示されている=正常に充電できている、とは限らない」
ということです。
実際に、
雷マークが表示されているのに電流がほとんど流れていないケース
や、
最初は電流が流れていても時間が経つと極端に低下するケース
があります。
一方で、iPhoneには温度やバッテリー残量によって正常に充電速度を調整する仕組みもあります。
雷マークや一時的な電流値だけで判断せず、
実際のバッテリー残量の増え方まで確認する
ことが重要です。
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公式参考情報
※iPhoneやiOSの仕様・表示内容は、モデルやOSバージョンによって異なる場合があります。充電不良の原因は端末の状態によって異なり、本文中の電流計を使用した症状は修理店で実際に経験した事例です。
