FNIRSI FNB-C2を実機レビュー|USB-C充電を実測、ケース購入の注意点も紹介

USB-C充電器やケーブルをレビューするとき、実際にどのくらいの電力で充電できているのか確認するため、FNIRSIのUSBテスター「FNB-C2」を購入しました。

充電器の最大出力は商品説明で確認できますが、実際の充電電力は接続する端末やバッテリー残量、ケーブルなどによって変わります。FNB-C2を間に接続すると、電圧・電流・電力をその場で確認できるため、今後の実機レビューでも活用できそうです。

ただし、購入時には商品バリエーションを見誤り、最初にケース単品を注文してしまいました。さらに、そのケースはFNB-C2本体だけを収納するにはかなり大きく、携帯用としては使いにくいサイズでした。本記事では、本体の使用感だけでなく、この失敗談も含めて紹介します。

FNIRSI FNB-C2 USBテスターの本体とパッケージ
今回購入したFNIRSI FNB-C2 USBテスター

FNIRSI FNB-C2の概要

メーカー FNIRSI
製品名 FNB-C2 USBテスター
測定電圧 4~50V
測定電流 0~6.5A
測定電力 0~240W
画面 1.54インチ・240×240
主な対応 PD 3.1(EPR)、UFCS、QCなど
端子 USB-Cオス/USB-Cメス

公式仕様では、最大50V・6.5A・240Wまでの測定に対応しています。USB PD 3.1(EPR)をはじめ、複数の急速充電規格の検出、E-Marker情報の確認、電圧・電流の記録などにも対応した多機能なモデルです。

今回は高度な解析機能よりも、充電中の電圧・電流・電力を実際に確認することを主な目的に購入しました。

購入した理由は充電器やケーブルを実測するため

これまでは充電器のレビューを書く際、メーカー公称値や普段使った感覚を中心に紹介していました。しかし、同じ充電器でも接続する機器やケーブルによって実際の出力は変わります。

そこで、レビューに実測値を加えるためにFNB-C2を購入しました。すでに公開しているUGREEN 20W USB-C充電器の実機レビューでも、充電中の数値を掲載しています。

「充電できた・できなかった」だけでなく、何V・何A・何Wで動作しているのか確認できるため、充電器やケーブルを比較するときにも役立ちます。

開封すると本体と電子説明書の案内が入っている

パッケージを開けると、FNB-C2本体と電子説明書へアクセスするための案内が入っていました。

本体は小型で、USB-Cオス端子とUSB-Cメス端子を備えています。充電器と端末の間へ接続して使うため、別に大きな測定機器を用意する必要はありません。

FNIRSI FNB-C2のパッケージと電子説明書
パッケージと電子説明書の案内

画面で電圧・電流・電力を同時に確認できる

充電中は、画面に電圧・電流・電力が色分けして表示されます。主要な数値が大きく表示されるため、写真を撮って後から結果を確認しやすい点もレビュー用途では便利です。

本体が小さいぶん細かな表示や設定項目は慣れが必要ですが、充電中の基本的な数値を見るだけなら難しくありません。画面の向きが変わっても自動回転するため、接続方向に合わせて確認できます。

iPhoneの充電を実測してみた

手元のiPhoneを接続し、FNB-C2で充電中の数値を確認しました。

撮影時の表示は約4.79V・約1.93A・約9.94Wで、画面にはPD PPSの表示も確認できました。電圧・電流・電力がリアルタイムに変化するため、充電状態を視覚的に把握できます。

ただし、この約9.94Wという数値は撮影時点の結果です。端末のバッテリー残量、温度、充電器、ケーブルなどによって数値は変わるため、接続した充電器の最大性能を示すものではありません。

FNIRSI FNB-C2でiPhoneの充電電力を測定した結果
撮影時は約4.79V・約1.93A・約9.94Wを表示

購入時の失敗:最初にケース単品を注文してしまった

FNB-C2を購入するとき、商品ページのバリエーション選択を見誤り、最初に届いたのは本体ではなくケース単品でした。

複数のセットや付属品を同じ商品ページから選ぶ販売形式では、表示価格だけで判断せず、選択中の商品名と内容を注文確定前に確認したほうが安心です。ケース単品、本体単品、本体と付属品のセットなどが分かれている場合があります。

ケースは本体に対してかなり大きい

届いたケースへFNB-C2を入れてみると、本体に対してかなり余裕がありました。

ケーブルや変換アダプターなどをまとめて収納するなら使い道はありますが、FNB-C2本体だけを持ち歩く用途では大きすぎると感じます。小型のUSBテスターをコンパクトに携帯したいという目的には合いませんでした。

FNIRSI FNB-C2本体と大きな収納ケースの比較
本体と並べるとケースの大きさがよく分かる

実際に収納しても空きスペースが多く、本体だけでは中をほとんど使いません。FNB-C2専用の小型ケースを期待している場合は、購入前に外寸や掲載写真を確認することをおすすめします。

大きなケースへFNIRSI FNB-C2を収納した状態
FNB-C2本体を入れてもかなり余白が残る

FNB-C2を使って良かった点

  • 電圧・電流・電力を1画面で確認できる
  • 数値が大きく色分けされ、写真でも読み取りやすい
  • USB-C充電器やケーブルの実測レビューに使える
  • PD PPSなどの充電状態も確認できる
  • 本体が小さく、充電器と端末の間へ接続しやすい

気になった点と購入時の注意

  • 機能が多く、細かな設定や測定方法は説明書の確認が必要
  • 小型画面のため、細かな文字は大きな画面ほど読みやすくない
  • 販売ページによってはケース単品などの選択肢があり、注文内容の確認が必要
  • 今回購入したケースは、本体だけを収納するには大きすぎた

FNB-C2がおすすめな人

  • USB-C充電器やケーブルの実際の充電電力を確認したい人
  • 複数の充電器やケーブルを比較したい人
  • ガジェットレビューへ実測値を加えたい人
  • PDや急速充電の状態を詳しく確認したい人

一方、充電器へケーブルを接続して普通に使えれば十分という人には、FNB-C2の機能を使い切れない可能性があります。充電状態を数値で確認したい人向けの測定機器です。

まとめ:USB-C機器の実測レビューに活用できる

FNIRSI FNB-C2は、USB-C充電中の電圧・電流・電力を確認できる小型のUSBテスターです。今回の測定では、iPhone充電中に約4.79V・約1.93A・約9.94Wと表示されました。

今後は充電器やケーブルを紹介するとき、使用感だけでなく実測値も掲載するために活用していきます。

ただし、購入時は商品バリエーションの選択に注意が必要です。また、今回購入したケースはFNB-C2本体だけを収納するにはかなり大きく、携帯性を重視する場合にはおすすめしにくいと感じました。

※本記事は筆者が実際に購入した製品を使用して作成しています。測定値は使用する端末・充電器・ケーブル・バッテリー残量・温度などによって変わります。製品仕様は記事作成時点のFNIRSI公式製品ページを参照しています。