スマートフォンやタブレットの充電器を選んでいると、「USB PD対応」や「Power Delivery対応」という表記を見かけることがあります。
しかし、
- USB PDって何?
- 急速充電と何が違うの?
- USB-Cなら全部USB PDなの?
と疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、USB PD(Power Delivery)の仕組みやメリット、対応機器、選び方を初心者にもわかりやすく解説します。
USB-CとUSB-Aの違いから確認したい方は、
USB-CとUSB-Aの違いとは?
もあわせてご覧ください。
USB PD(Power Delivery)とは?
USB PD(Power Delivery)は、主にUSB Type-C端子を利用して、対応機器へ大きな電力を供給できる充電規格です。
従来のUSB充電よりも高出力に対応し、スマートフォンだけでなく、タブレットやノートパソコンまで充電できます。
接続した機器と充電器が通信を行い、その機器に適した電力を供給するのが特徴です。
USB PDが急速充電できる理由
充電器の出力は「W(ワット)」という単位で表されます。
一般的に、対応する範囲内でワット数が大きいほど、短時間でより多くの電力を送れます。
電力(W)=電圧(V)×電流(A)
USB PDでは、接続した機器に合わせて電圧や電流を調整し、効率よく電力を供給します。
例えば20W対応の充電器なら、一般的な5W充電器より短時間で充電できる場合があります。
iPhone用の出力選びに迷っている方は、
20W充電器と30W充電器の違い
も参考にしてください。
USB PD対応に必要なもの
USB PDを利用するには、基本的に次の3つが揃っている必要があります。
1.USB PD対応充電器
「USB PD対応」や「Power Delivery対応」と記載されたUSB-C充電器が必要です。
おすすめモデルを比較したい方は、
修理店がおすすめするUSB-C充電器5選
をご覧ください。
2.USB PD対応ケーブル
USB-Cケーブルでも、すべてが同じ出力に対応しているわけではありません。
充電器と端末の出力に合った、高出力充電対応のケーブルを選びましょう。
ケーブル選びに迷っている方は、
iPhoneにおすすめのUSB-Cケーブル5選
も参考になります。
3.USB PD対応機器
スマートフォンやタブレット、ノートパソコン側もUSB PDによる充電に対応している必要があります。
端末が対応していない出力の充電器を使っても、充電器の最大出力がそのまま端末へ流れるわけではありません。
USB PDと通常充電の違い
| 比較項目 | 通常のUSB充電 | USB PD |
|---|---|---|
| 充電速度 | 比較的ゆっくり | 対応機器では高速 |
| 出力 | 低出力中心 | 高出力に対応 |
| 端子 | USB-A・USB-Cなど | USB-C中心 |
| 対応機器 | スマートフォンや小型機器中心 | スマートフォン・タブレット・ノートPCなど |
iPhoneはUSB PDに対応している?
現在のiPhoneシリーズでは、対応する充電器とケーブルを使うことでUSB PDによる急速充電を利用できます。
USB PD対応充電器と、端末に合ったUSB-Cケーブルを使用することで、短時間で効率よく充電できます。
また、iPadやMacBookなどにも対応する高出力充電器を選べば、1台の充電器を複数のデバイスで使い回せます。
iPhoneの充電が以前より遅いと感じる場合は、
iPhoneの充電が遅い原因と対処法
も確認してください。
USB PD対応充電器を探している方へ
USB PD対応モデルを比較した
iPhone充電器おすすめランキング
では、20W・30W・45W・65Wのおすすめモデルを詳しく紹介しています。
iPad用の充電器を選びたい方へ
20W・30W・45W・65Wの違いと、おすすめモデルを比較した
【2026年版】iPad充電器おすすめランキング
も参考にしてください。
USB PD対応充電器を選ぶポイント
出力(W数)を確認する
スマートフォン用なら、20W〜30W程度の充電器が選択肢になります。
タブレットやノートパソコンも充電する場合は、45W・65Wなど、端末が必要とする出力に合ったモデルを選びましょう。
出力別の違いを詳しく知りたい方は、
USB-C充電器の選び方|30W・45W・65W・100Wの違い
も参考にしてください。
USB PD対応の中でも、携帯性と出力のバランスが良いモデルを探している方は、
45W充電器おすすめランキング
も参考にしてください。
GaN(窒化ガリウム)採用モデルを選ぶ
最近はGaN(窒化ガリウム)を採用した充電器も増えています。
GaN充電器には、
- コンパクトな製品が多い
- 高出力モデルを選びやすい
- 複数ポート搭載製品も多い
といった特徴があります。
仕組みやメリット・デメリットについては、
GaN充電器とは?
で詳しく解説しています。
信頼できるメーカーを選ぶ
安全性や保証を重視するなら、実績のあるメーカーを選びましょう。
代表的なメーカーには、
- Apple
- Anker
- Belkin
- UGREEN
- CIO
などがあります。
価格だけでなく、PSE表示、保証期間、対応出力、付属ケーブルの有無も確認して選びましょう。
USB PDとワイヤレス充電の関係
Qi2やMagSafeなどのワイヤレス充電器でも、電源としてUSB PD対応充電器が必要になる製品があります。
ワイヤレス充電器が15Wに対応していても、接続するUSB充電器の出力が不足していると、本来の性能を発揮できません。
Qi2について詳しく知りたい方は、
Qi2とは?MagSafeとの違いや対応機種
もご覧ください。
USB PDはこんな人におすすめ
USB PDは次のような人におすすめです。
- iPhoneを短時間で充電したい
- iPadやMacBookも同じ充電器で充電したい
- 旅行や出張で充電器を1台にまとめたい
- コンパクトで高出力な充電器が欲しい
- Qi2やMagSafe充電器の性能を引き出したい
USB PD対応の高出力充電器を比較したい方は、
MacBook Pro・ノートPC向け100W充電器おすすめランキング
も参考にしてください。
まとめ
USB PD(Power Delivery)は、主にUSB Type-Cを利用して高出力充電を行う規格です。
ポイントをまとめると、
- USB PDは対応機器を効率よく充電できる規格
- 充電器・ケーブル・端末の対応確認が必要
- iPhone・iPad・MacBookなど幅広い機器で利用できる
- 必要な出力は充電する端末によって異なる
- GaN充電器や複数ポートモデルとも相性が良い
充電器を選ぶ際は、価格だけでなく「USB PD対応」「出力(W数)」「使用する端末」「信頼できるメーカーか」を確認しましょう。
Apple Watchの充電が遅い、充電器を接続しても正常に充電されない場合は、
USB-C電源アダプタ以外にもケーブル・温度・充電位置などを確認する必要があります。
Apple Watchが充電できない・充電が遅いときの対処法
で確認する順番を詳しく解説しています。
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