スマートフォンや充電器を購入すると、「USB-C」や「USB-A」という言葉をよく見かけます。
「見た目は違うけど何が違うの?」
「USB-Cのほうが新しいの?」
「iPhoneにはどちらを選べばいい?」
このような疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、USB-CとUSB-Aの違いや、それぞれの特徴、どちらを選ぶべきかを初心者向けにわかりやすく解説します。
USB-Cとは?
USB-C(USB Type-C)は、現在のスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどで広く採用されているUSB端子です。
端子に上下の向きがなく、どちら向きでも挿せるのが大きな特徴です。
さらに、対応する機器やケーブルとの組み合わせによって、
- USB PDによる急速充電
- 高速データ転送
- 映像出力
- 音声出力
などにも対応できます。
ただし、端子の形がUSB-Cでも、すべての製品が同じ充電速度・転送速度・映像出力に対応しているわけではありません。
USB PDによる急速充電の仕組みについては、
USB PD(Power Delivery)とは?
で詳しく解説しています。
USB-Aとは?
USB-Aは、パソコンや充電器などで長年使われてきた従来型のUSB端子です。
一般的には、横長の長方形をしたコネクターをUSB-Aと呼びます。
USB-Cよりも以前から普及している端子ですが、現在でもパソコン、車載充電器、電源タップ、USBハブなどで広く利用されています。
ただし、USB-Aは差し込む向きが決まっているため、接続時に端子の向きを確認する必要があります。
USB-CとUSB-Aの違いを比較
| 比較項目 | USB-C | USB-A |
|---|---|---|
| 端子の形 | 小さな楕円形 | 横長の長方形 |
| 差し込む向き | 表裏なし | 向きあり |
| 急速充電 | USB PD対応製品が多い | 製品や規格による |
| データ転送 | 規格によって高速通信に対応 | 規格によって速度が異なる |
| 映像出力 | 対応製品あり | 基本的に非対応 |
| 主な用途 | スマホ・タブレット・PC・モニター | パソコン・USBメモリ・周辺機器 |
| 将来性 | 高い | 既存機器では今後も使用される |
大きな違いは端子の形だけではありません。
USB-Cは急速充電や映像出力など幅広い機能に対応しやすく、USB-Aは既存のパソコンやアクセサリーで使いやすいという特徴があります。
USB-Cならすべて急速充電できる?
USB-C端子が付いているからといって、必ず急速充電できるわけではありません。
急速充電を利用するには、
- USB PD対応充電器
- 必要な出力に対応したUSB-Cケーブル
- 急速充電に対応したスマートフォンやタブレット
の組み合わせが必要です。
充電器だけが高出力でも、ケーブルや端末が対応していなければ、本来の充電速度は出ません。
iPhone用のケーブル選びに迷っている方は、
iPhoneにおすすめのUSB-Cケーブル5選
も参考にしてください。
iPhoneはUSB-CとUSB-Aのどちらを選ぶ?
現在のiPhoneでは、USB-C端子を搭載したモデルが増えています。
また、Lightning端子を搭載したiPhoneでも、USB-C対応充電器とUSB-C – Lightningケーブルを使うことで急速充電できます。
これから新しく充電器やケーブルを購入するなら、USB-C対応製品を選ぶのがおすすめです。
USB-C充電器なら、iPhoneだけでなくiPad、モバイルバッテリー、ワイヤレス充電器などにも使いやすくなります。
iPhone用の出力で迷っている方は、
20W充電器と30W充電器の違い
も参考になります。
USB-Cのメリット
向きを気にせず挿せる
USB-Cは端子に表裏がないため、暗い場所でも比較的接続しやすいのがメリットです。
急速充電に対応しやすい
USB PD対応の充電器・ケーブル・端末を組み合わせることで、効率よく急速充電できます。
1つの充電器を複数の機器で使いやすい
USB-Cは、
- iPhone
- Androidスマートフォン
- iPad
- ノートパソコン
- モバイルバッテリー
- ワイヤレス充電器
など、幅広い機器で採用されています。
高出力のUSB-C充電器を選べば、複数の機器で充電器を使い回しやすくなります。
コンパクトなGaN充電器を選べる
最近のUSB-C充電器には、GaN(窒化ガリウム)を採用したコンパクトで高出力な製品も増えています。
GaN充電器の特徴については、
GaN充電器とは?メリット・デメリット
をご覧ください。
USB-Aのメリット
USB-Aにも次のようなメリットがあります。
- 古いパソコンや充電器で使える
- 対応アクセサリーが多い
- USBメモリやマウスなど既存機器を使いやすい
- 比較的安価な製品が多い
現在使用しているパソコンや車載充電器、電源タップにUSB-A端子しかない場合は、USB-A対応ケーブルが必要になることもあります。
USB-Cの注意点
同じ形でも性能が異なる
USB-Cケーブルは、外見が似ていても対応する充電出力やデータ転送速度が異なります。
充電専用のケーブル、映像出力に対応するケーブル、高出力充電に対応するケーブルなどがあるため、購入前に仕様を確認しましょう。
充電器の出力も確認する
USB-C充電器には20W、30W、45W、65W、100Wなど、さまざまな出力があります。
スマートフォンだけで使う場合と、ノートパソコンでも使う場合では、必要な出力が異なります。
おすすめモデルをまとめて比較したい方は、
修理店がおすすめするUSB-C充電器5選
もご覧ください。
USB-CとUSB-Aはどちらを選ぶべき?
USB-Cがおすすめな人
- iPhoneやスマートフォンを急速充電したい
- 新しいスマートフォンやタブレットを使っている
- iPadやノートパソコンでも使いたい
- 今後も長く使える充電器を選びたい
- 充電器を1台にまとめたい
USB-Aがおすすめな人
- 古いパソコンや充電器を利用したい
- 既存のUSB-Aアクセサリーを活用したい
- 急速充電を必要としていない
- 購入費用を抑えたい
これから充電器を新しく購入する場合は、将来性や使いやすさを考えるとUSB-C対応製品がおすすめです。
まとめ
USB-CとUSB-Aの違いは、端子の形だけではなく、充電やデータ転送などの機能にもあります。
ポイントをまとめると、
- USB-Cは表裏を気にせず接続できる
- USB-CはUSB PDによる急速充電に対応しやすい
- USB-Aは古いパソコンやアクセサリーで現在も広く使われている
- USB-C端子でも製品によって性能が異なる
- 新しく充電器を購入するならUSB-C対応モデルがおすすめ
iPhoneやiPad、ノートパソコンなど複数の機器で使用するなら、必要な出力に対応したUSB-C充電器とケーブルを選びましょう。
